こんにちは!
ShopifyなどのECサイト企画制作・集客支援をしてます、スズコー(@vietl)です。
ECサイトを作りたいんだけど、どれで作ればいいの…?
ShopifyとMakeShopが気になったんだけど、それぞれ何が違うのかを知りたい…!
今回は上記の疑問を解決する記事を用意しました。
- MakeShopとShopifyの違いが分かる
- MakeShopとShopifyはどちらがオススメか分かる
上記について詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください!
この記事の目次
ShopifyとMakeShopの特徴比較
まずはそれぞれの特徴から解説していきます。
基本情報
両者の基本情報は以下の比較表にまとめたので、こちらを参考してください。
MakeShop | Shopify | |
運営会社 | GMOメイクショップ株式会社 | Shopify Japan株式会社 |
初期費用 | プランによる(後述) | 無料 |
月額費用 | プランによる(後述) | プランによる(後述) |
決済手数料 | なし | プランによる(後述) |
商品登録数 | 最大50,000点 | 無制限 |
独自ドメイン | 利用可能 | 利用可能 |
常時SSL化 | 対応(別途設定が必要) | 対応 |
越境EC | 不向き | 向いている |
MakeShopは日本、Shopifyはカナダが発祥
MakeShopは日本、Shopifyは北米のカナダが発祥の会社です。
そのため、より日本人のニーズに沿って使いやすいサービスなのはMakeShopになります。
ただし、Shopifyも2017年からは日本法人を立ち上げて日本市場に参入していて、徐々に日本語や日本の商文化への対応も行っています。
デザインが優れているのはShopify
サイトのデザインはShopifyに軍配が上がるでしょう。
どちらもテンプレート(テーマ)によってデザインを変更可能ですが、Shopifyは無料テーマを含めて、様々なユーザーに好まれる優れたデザインを採用しています。
▼Shopifyテーマについて詳しくはこちら
反対にMakeShopは特にプレミアムプラン以下のテンプレートだとイマイチな印象がありますね。
以下は私が関わった事があるMakeshopサイトが用意しているテンプレートになりますが、サイトデザインはさほど悪くはないものの、ややテキストベースであり、デザイン的にもちょっと古い型というイメージは拭えません。
越境ECに強いのはShopify
外資系のShopifyは日本以外のドイツやイギリスを含めたヨーロッパ、アメリカ、日本を含めたアジアなどの様々な国に事業展開している事もあり、越境ECに強いのが特徴です。
デフォルトで多言語・多通貨・海外発送に対応していて、数多くの越境ECサイトがShopifyによって作られています。
サポートが充実しているのはMakeShop
困った時のサポートが充実しているのは、MakeShopになります。
MakeShopには「ECアドバイザー」というカスタマーサポートがあり、
- ストア開設時の不安や疑問点の解消
- ストアの機能面でのサポート
を無料で受けることができます。
問い合わせ方法は電話、メール、掲示板など複数のチャネルからすぐに行えるため、使い勝手も抜群です。
ShopifyとMakeShopの機能比較
機能面での違いは以下です。
Shopifyにはアプリ機能があり拡張性が高い
サイトの機能の拡張性が高いのはShopifyです。
なぜなら、Shopifyは5,000個近く存在する豊富な外部アプリによって様々な機能を拡張する事が可能だからです。
例えば、
- メールマーケティング
- SEO対策
- SNS連携
といった機能をアプリを導入と設定するだけで行えます。
WordPressでいうプラグインをご存知の方は、そのイメージに近いですね。
MakeShopはこうした外部アプリとの連携には対応しておらず、拡張性はShopifyほど高くはありません。
商品登録数はMakeShopには制限あり
商品登録数に関しては、
- Shopify:プランに関係なく無制限
- MakeShop:プランによって制限あり
となっています。
MakeShopでは、プレミアムプランで最大10,000点、エンタープライズプランで最大50,000点が上限です。
万単位で商品販売を行うことは稀かもしれませんが、万が一超えるような場合は無制限のShopifyを選ぶのが良いでしょう。
利用できる決済サービスはShopifyが豊富
利用できる決済サービスについては、以前はMakeShopのほうが豊富でしたが、2020年11月現在はShopifyが上回っている状況です。
▼決済サービスの比較表
MakeShop | Shopify | |
クレジットカード | ○ | ○ |
銀行振込 | ○ | ○ |
コンビニ振込 | ○ | ○ |
代引決済 | ○ | ○ |
携帯キャリア決済 | ○ | ○ |
PayPal | ○ | ○ |
LINE Pay | ○ | ー |
PayPay | ○ | ○ |
Amazon Pay | ○ | ○ |
楽天ペイ | ○ | ○ |
Apple Pay | ー | ○ |
Google Pay | ー | ○ |
ビットコイン | ー | ○ |
ただし、日本の主要な決済サービスについてはどちらも利用可能ではあるので、MakeShopでも十分ではあります。
Shopifyの決済サービスについては以下の記事で詳しく解説しています。
ShopifyとMakeShopの料金・手数料比較
利用料金と決済手数料の比較は以下です。
初期費用はShopifyが安く、月額費用は場合による
初期費用・月額費用を比較すると以下の通りです。
MakeShop | Shopify | |
初期費用 | フリー:10,000円 ビジネス:10,000円 プレミアム:10,000円 エンタープライズ:10万円〜 | 無料 |
月額費用 | フリー:0円 ビジネス:3,000円 プレミアム:10,000円 エンタープライズ:50,000円 | ベーシック:29$ スタンダード:79$ プレミアム:299$ Shopify Plus:2,000$ |
初期費用はShopifyではプランに関係なく無料で、月額費用はプランによるといった感じです。
どちらもアプリやテンプレートといった追加オプションで費用がさらにプラスされることもあるため、トータルでどちらが安いかに関しては「場合による」というのが答えになります。
決済手数料はMakeShopだと0円
商品が売れた際の決済手数料はMakeShopでは0円となり、どれだけ売っても手数料は一切かからず、大変魅力的です。
ShopifyはShopify Paymentの場合、プランのグレードが上がるに連れて、決済手数料が割安になる仕組みです。
Shopify Paymentとは?
Shopify公式の独自決済サービス。VISA・Mastercard・JCB・AMEX・Apple Pay・Google Payなどに対応。
MakeShopとShopifyで違いのないところ
MakeShopとShopifyで違いのないところは、以下が挙げられます。
どちらも独自ドメインで運用可能
どちらも独自ドメインで運用が可能です。
もちろん、ストアのサブドメインを利用した運用もできます。
どちらも常時SSL化対応
どちらも常時SSL化対応で、「https」で始まるサイトを持つことができます。
ただし、MakeShopは常時SSLへの切り替え作業を別途行う必要があります。
ShopifyとMakeShopはどちらがオススメ?
結論は「人による」になります。
上記で解説した特徴・機能・料金の比較を踏まえると、以下の通りです。
MakeShopがオススメな人
MakeShopをオススメできる人は、
になります。
日本語フル対応のサービスが良い人
MakeShopは最初から日本の会社によって運営されているので、日本語にフル対応なのが特徴です。
反対に、外資系のShopifyは徐々に日本語対応している段階にあり、現状は
- 細かい設定やリサーチには英語が必要
- 商習慣が日本に対応していない
といった難点が依然としてあります。
「英語が苦手…」、「完全日本向けのサービスが良い」という人は、現状はMakeShopを検討するのが無難です。
HTML・CSSの知識がない人
MakeShopはHTMLやCSSといったコードの知識がない人でも、ドラッグ&ドロップの直感的な操作でサイトを簡単に立ち上げられます。
Shopifyの場合はテーマインストール後に多少なりのコーディングスキルと、Liquidと呼ばれるShopify独自の開発言語を使ったプログラミングスキルが要求されます。
そのため、「Web関係のプログラミングはちょっと苦手…」という人はMakeShopを検討すると良いでしょう。
Shopifyがオススメな人
Shopifyがオススメな人は、
になるでしょう。
オシャレなECサイトを作りたい人
Shopifyのほうがテンプレート(テーマ)のUIに優れていて、また豊富なデザインから選べるので、オシャレなECサイトを作りたい人はShopifyがオススメです。
特に、商材やターゲットに合ったテーマ選びができると、売上向上も期待ができます。
サイトをカスタマイズしたい人
サイトをある程度カスタマイズしたい人は、Shopifyがオススメですね。
特に、アプリによって様々な機能拡張を容易にできるのが、Shopifyの大きなメリットと言えるでしょう。
越境ECサイトを作りたい人
MakeShopは越境ECサイトの構築・運用には不向きなので、
- 越境ECサイトを作りたい人
- 今後越境ECも考えている人
は、初めからShopifyにするべきです。
まとめ
今回はMakeShopとShopifyの違いを比較し、まとめました。
MakeShopのほうがどちらかというと初心者向けで、Shopifyは拡張性が高い分、英語の読解力やフロントエンド開発、コーディングの知見がある程度必要になります。
どちらも無料トライアルが可能なので、両方触ってみて決めるのもありでしょう。
記事の内容に関するご質問やご相談などありましたら可能な限り応じますので、気になった方はLINEで気軽にご連絡ください!