こんにちは!
ShopifyなどのECサイト企画制作・集客支援をしてます、スズコー(@vietl)です。
Shopifyストアで商品オプションを設定する方法が知りたい…。
Shopifyストアでデフォルトでオプション作れるのが3つまでみたいなんだけど4つ以上に増やせないのかな…?
商品オプションの見せ方を色々変えたり、オプションごとに追加料金を設定したりしたいんだけど、実装する方法はあるのかな…。
今回は上記の疑問を解決する記事を用意しました。
- Shopifyで商品オプション機能を使うメリットが分かる
- Shopifyのデフォルト機能で商品オプションを設定する方法が分かる
- Shopifyで様々な商品オプション機能を実装できるおすすめアプリが分かる
この記事を読むことでこんなメリットがあるので、ぜひ参考にしてみてください!
この記事の目次
ECサイトの商品オプションとは?
ECサイトにおける商品オプションとは、商品1つに対しカラーやサイズなどのオプションがある前提の場合に、それぞれ別々のページではなく1つの画面にまとめて表示できるようにする機能のことです。
たとえば、Amazonの商品ページを例にすると、以下の画面が商品オプションになります。
また、商品オプションで色やサイズを選択した時に、まとめて複数表示されていて選べる機能のことをバリエーションと呼ばれています。
例えば上記の画面のサイズを選んだ後のS, M, L, XL, 2XLは、サイズに対してのバリエーションになります。
バリエーションはECサイトプラットフォームの基本的な機能の1つであり、Shopifyではデフォルト機能で利用可能です。
Shopifyで商品オプション機能を活用するメリット
Shopifyストアでバリエーション機能を活用するメリットは、以下があります。
商品ページの滞在時間が長くなる
サイズやカラーなどのオプションごとにそれぞれ商品ページを設けるのはユーザービリティーが下がり、離脱率低下に繋がります。
そこで、商品ページの統一ができる商品オプション機能を活用すると良いでしょう。
また、商品ページを統一することで重複コンテンツとして検索エンジンに評価されてしまうリスクを防ぐことができ、SEOの観点からも有効です。
コンバージョン率向上が狙える
商品オプションを同じ商品ページに設けることで、商品ページ上での選択肢が広がり、ユーザーの商品ページでの滞在時間が増加します。
顧客はより快適に商品の比較と購入の検討ができるようになるため、コンバージョン率の向上が期待できるでしょう。
オプションが無い商品と差別化になる
他のECサイトで販売している競合と商品名や商品写真がほとんど同じだと、商品購入を検討している新規顧客にとっては差別化しづらいです。
商品オプション機能を使う事で、たとえば以下のが考えられます。
- 商品のカラーが白しかないような市場に様々なカラーを揃えて販売
- 特定のサイズのデザインがなかった市場にデザインを選んで販売
- 顧客から商品に載せるテキストを入力したり、画像をアップロードして配置してもらう事で、オリジナル商品を注文販売
上記は、ECサイトの売り方としては有名な差別化方法なんですが、共通して言えることは、どれだけ付加価値をつけられるかですね。
同じ商品、あるいは似た商品を扱っている競合ECサイトとの間では、こうした付加価値を訴求して販売できるかがアドバンテージになったりします。
Shopifyで商品オプションを設定する方法
Shopifyで商品オプションを設定する方法は、以下の2通りがあります。
Shopifyのデフォルト機能を使う
Shopifyのデフォルト機能でサイズやカラーなどのオプション登録と設定が行えます。
ストア管理画面の「商品管理」から商品ごとの設定画面を表示し、バリエーションの項目から設定するだけなので、比較的簡単です。
アプリを使う
デフォルト機能よりさらに細かな設定は、外部のShopifyアプリをインストールすることで行えます。
アプリは豊富に存在しますが、おすすめを以下で紹介しています。
Shopifyでおすすめの商品オプション機能アプリ5選
ここからは、Shopifyの商品オプションを4つ以上に増やす機能などさまざまな機能を実装する際に役立つおすすめのアプリを紹介していきます。
Infinite Options
Infinite Optionsは、最も人気の高い商品オプション機能アプリの1つです。
主な機能
Infinite Optionsの主な機能は以下の通り。
- 無制限に商品オプションを追加
- ドロップダウンメニュー、イメージスウォッチ(画像表示)、テキスト、数値入力、チェックボックス等のオプションを追加
- プレースホルダー(テキストボックス等に最初に記述されている文字)とデフォルト値を制御
- 追加料金のオプションを追加
- 条件付きロジックを設定する事でオプションを表示・非表示
メリット・デメリット
- 機能がシンプルで料金も割安
- 口コミ評価が高い
- Order Printer、Spently、Shopify POS等と連携可能
- 無料プランがない
- 設定は英語が必要
プランと料金
以下2種類のプランに分かれていて、14日間の初回無料トライアルがあります。
プラン | 月額料金 |
---|---|
PROFESSIONAL | 7.99米ドル |
POS | 11.99米ドル |
基本的なバリエーション機能のみを利用する場合は、PROFESSIONALプランで十分です。
POSプランでは、ShopifyのPOSロケーション機能を無制限で利用可能となります。
導入例
Infinite Product Options
Infinite Product Optionsは、先述のInfinite Optionsと並び、人気の高いアプリです。
名称が似ていますが、それぞれ異なる会社が提供している全く別のアプリとなります。
主な機能
Infinite Product Optionsの主な機能は以下の通り。
- ドロップダウン、イメージスウォッチ(画像表示)、ラジオボタン、ファイルのアップロード等のオプションを追加
- 追加料金のオプションを追加
- 条件付きロジックを設定する事でオプションを表示・非表示可能
- オプションを一括で更新
- オプションを一括でインポート/エクスポート
メリット・デメリット
- 無料プランがある
- 機能がシンプルで料金も割安
- 口コミ評価が高い
- 設定は英語が必要
プランと料金
利用できる機能に応じて、以下3種類のプランに分かれます。
プラン | 月額料金 |
---|---|
BASIC | 無料 |
PRO | 9.99米ドル |
ENTERPRISE | 99.99米ドル |
また、有料プランには初回14日間の無料トライアルがあり、使用感を試めすことが可能です。
導入例
Bold Product Options
Bold Product Optionsは、複数のShopify向けアプリを提供するBold社のバリエーション機能実装アプリです。
主な機能
Bold Product Optionsの主な機能は以下の通り。
- 無制限に商品オプションを追加
- 商品ページに他商品をクロスセルでリンク
- オーダープロセス設定による合理化
メリット・デメリット
- 複雑なバリエーションのカスタマイズができる
- アップセルやクロスセルなど、マーケティング面でも強い
- 口コミ評価が高い
- Spently、Bold Subscriptions、Bold UpsellなどBold社製の別アプリと連携
さすが大手のShopifyアプリ開発会社だけあって、Bold社のアプリとの連携が可能です。
Bold社のアプリの数と種類はかなり豊富にあるので、組み合わせ方によってはユニークな販売方法ができたり、珍しいビジネスモデルで運用できたりしますね。
- 無料プランがない
- 他のアプリより料金が高め
- 設定は英語が必要
プランと料金
利用できる機能に応じて、以下2種類のプランに分かれています。
プラン | 月額料金 |
---|---|
BASIC | 19.99米ドル |
PREMIUM | 49.99米ドル |
こちらのアプリにも初回14日間の無料トライアルがあり、無料で使用感を試せます。
導入例
Variants Options Swatch King
Variants Options Swatch Kingは、商品オプション機能アプリの中でも、商品のサンプル(見本)を実際に見ているかのような優れたバリエーション表示機能があるなど評価が高いアプリになります。
主な機能
Variants Options Swatch Kingの主な機能は以下の通り。
- バリエーションを画像、カラー、ドロップダウン、ボタンなどで表示
- コレクション見本を追加し、コレクションページにバリエーションを表示
- オプション毎のバリエーションの大きさやマウスオーバーした時のアニメーションなどリッチな実装が可能
メリット・デメリット
- バリエーションを含めた商品サンプルのデザインを優れたUIで表示可能
- 無料トライアル期間が長い
- ページビルダー系アプリと統合可能
- 無料プランがない
- 他のアプリより料金が高め
- 設定は英語が必要
- 口コミ評価は高いがレビュー数が少なく実績に若干乏しい
プランと料金
Shopifyのプランに応じてアプリのプランが用意されていて、以下4種類があります。
PAUSE & BUILDプランは、ストア停止時や構築時向けの格安プランです。
プラン | 月額料金 |
---|---|
STARTER | 14.90米ドル |
ESTABLISHED | 29.90米ドル |
HIGH VOLUME | 49.90米ドル |
PAUSE & BUILD | 5米ドル |
月額課金のほかに年間課金や買い切りのオプションもあり、月額で支払うよりもお得になります。
また、初回30日間の無料トライアルもあるので、長期に渡って無料で使用感を試すことが可能です。
導入例
Product Personalizer
Product Personalizerは、あまりメジャーではないものの、ライブプレビュー機能など独自の機能を備えています。
主な機能
Product Personalizerの主な機能は以下の通り。
- 顧客向けのライブプレビュー
- 無制限に商品オプションとカスタマイズオプションを追加
- 指定した位置に顧客が入力したテキストの形状や透明度等を調整したオプション、独自フォントのアップロード、指定した位置に顧客の画像アップロード等のカスタマイズオプションを追加
メリット・デメリット
- ライブプレビュー機能があり、ユーザービリティーが高い
- カスタマイズ性が高く、様々なバリエーションを実装可能
- 使い方によっては、顧客が自分でオリジナル商品を作って注文する事が可能
- 無料プランがない
- 設定は英語が必要
- 口コミ評価は高いがレビュー数が少なく実績に若干乏しい
プランと料金
利用できる機能に応じて、以下4種類のプランに分かれています。
プラン | 月額料金 |
---|---|
STARTER | 9.99米ドル |
STARTER PLUS | 14.99米ドル |
MODERATE | 19.99米ドル |
UNLIMITED | 29.99米ドル |
また、初回14日間の無料トライアルがあります。
導入例
AnyGift
AnyGiftは、相手の住所を知らずに贈れる「eギフト機能」をかんたんに自社ECに導入できるアプリです。ShopifyのアプリストアからAnyGiftをインストールして、管理画面から設定すると自社商品が「eギフト」として販売できるようになります。
オンラインでのギフト需要に対応することにより、購買層の拡大に繋がります。
Shopifyが選ぶ2022年の「Fast-Growing App Developer of the Year」に選ばれています。
主な機能
AnyGIftの主な機能は以下の通り。
- コードなしで e ギフト機能(住所を知らなくてもオンライン完結で相手にギフトを送れるサービス)が使える
- 「ギフトメッセージ」や「デジタルメッセージカード」も贈れる
- 贈り先がお好みの商品を選べる「選べるeギフト」機能
- 顧客は 1 回の支払いで複数の人に eギフトを送信することもできる
メリットとデメリット
*編集中
プランと料金
*編集中
導入例
まとめ
今回は、Shopifyの商品オプション機能について、利用するメリットや設定方法、おすすめのアプリをまとめました。
商品オプション機能を使って商品ページをカスタマイズすることで、SEO対策やコンバージョン率向上に役立たせることが可能です。
Shopifyのデフォルト機能でも簡単なオプション設定がありますし、より見せ方の幅が広くなる機能をアプリを使って行えるので、ぜひ売り方の差別化やユニークな販売をしたい方はShopifyストアでの導入を検討してみてください。
記事の内容に関するご質問や、お仕事のご相談などありましたら可能な限り応じますので、気になった方はLINEで気軽にご連絡ください!