こんにちは!
ShopifyなどのECサイト企画制作・集客支援をしてます、スズコー(@vietl)です。
ECサイトで集客したいならWeb広告が良いらしいけど、どんなメリットがあるのかな..?
Web広告っていろいろ手段があるみたいなんだけど、違いってなんだろ…?
ShopifyだとどうやってWeb広告を配信できるのかな…?
誰かこれに詳しいShopify神様みたいな人、教えて!
今回は上記の疑問を解決する記事を用意しました。
- Web広告のECサイトでの有効性が分かる
- Shopifyで扱えるWeb広告の種類が分かる
- ShopifyでWeb広告を配信する際の設定手順が分かる
この記事を読むことで上記のメリットがあるので、ぜひ参考にしてみてください!
この記事の目次
ECサイトの集客施策になぜWeb広告が有効なのか?
ECサイトを開店した直後に、多くの運営者がまず直面する課題が、「集客」です。
特にオンラインのストアを立ち上げたばかりでは、まだストアの認知が広がっていないため顧客の獲得に時間を要し、思うように売上アップに繋げられないことがあります。
そうした際の、集客改善の施策の1つとして有効なのが、「Web広告」です。
Web広告とは、文字通りインターネットの媒体上に表示される広告のことを言い、現在では
- GoogleやYahoo!などの検索エンジン
- メール
- FacebookやTwitterなどのSNS
など、あらゆる媒体に掲載されています。
特にShopifyストアでは、検索エンジンに広告を表示する「リスティング広告」と、SNSに広告を表示する「SNS広告」を活用する機会が多いでしょう(詳しくは後述)。
Shopifyを含むECサイトでWeb広告を扱うメリットとしては、以下があります。
- 新聞やテレビなどマス向けの広告と違い少ない費用で始められる
- より細かいターゲティングができるので成果に繋げやすい
- SEOと違って短期間で効果をあげられやすい
- データの取得が可能で生のデータから効果測定を行いやすい
Web広告の詳細については、以下の記事が参考になります。
ECサイトでよく使われるWeb広告の種類
ECサイトでよく利用されるWeb広告の種類を以下で紹介します。
リスティング広告
リスティング広告は、広告費を支払って検索結果の上位やWebページの目立つところに広告を表示します。
Web広告で最もよく使われる仕組みの1つで、1番成果が出る可能性が高い広告手法です。
リスティング広告ができる媒体は、以下があります。
- Google広告
- Yahoo!広告
Google広告は、Googleの検索エンジンにリスティング広告を打つための専用プラットフォームです。
Googleの検索結果上位に「広告」と表示されているものは、このGoogle広告が利用されています。
Yahoo!広告は、Yahoo!が提供するリスティング広告プラットフォームになります。
こちらは検索結果に表示する「検索広告」のほか、Yahoo!ニュースなどに画像広告を掲載する「ディスプレイ広告」があります。
Googleショッピングでは無料リスティングも可能に!
ちなみにGoogle広告では、有料でGoogleショッピングの検索ページにリスティング広告を掲載できますが、2020年10月から無料枠でも掲載ができるようになりました。
こちらの無料リスティングは、日本では「Googleに掲載」という名称が使われています。
広告は以下の画像の通り、従来の有料枠が上部のスポンサー部分に、無料枠が下の概要の部分に表示される形となります。
Shopifyでは、Google広告とShopifyのGoogleチャネルを連携して、Googleスマートショッピングキャンペーンを作成し、広告を管理できます。
詳しくは以下の記事も参考してください。
SNS広告
SNS広告は、文字通りSNSに表示する広告のことで、具体的には
- Facebook広告
- Instagram広告
- Twitter広告
- LINE広告
などが挙げられます。
SNS広告の特徴としては、商材とターゲットによってはリスティング広告より成果が出やすいことです。
例えば、Instagramは若い女性のユーザーが多いため、20代・30代女性向けのアパレルやアクセサリーといった商材を売りたい場合には、効果的な広告媒体となります。
また、FacebookやLINEはユーザー数が多く、幅広い年代が使用しているSNSであるため、ストアの認知拡大には有効的です。
ShopifyではFacebook広告の設定がダッシュボードから行えるため、Facebook広告と相性が良いです。
アフィリエイト広告
アフィリエイトもWeb広告の一種です。
こちらは、リスティング広告やSNS広告とは違って初期費用がほとんど必要ないのがメリット。
ただし、そのぶん結果が出るのに時間がかかったり、意図しないサイトに掲載されて商品のブランドイメージを損なってしまう可能性があったりするなど、デメリットもあります。
2020年からShopifyは日本のアフィエイト仲介サイト(ASP)とも連携するようになり、今後はさらにShopifyストアでアフィリエイトがやりやすくなると期待されています。
詳しくは以下の記事で解説してますので、こちらも合わせてご参考ください。
ShopifyでWeb広告を設定する手順
ここからは、ShopfyでWeb広告を設定する手順を媒体別に解説します。
Google広告の場合
Google広告の設定は、Shopifyストアとサイトデータ解析ツール「Googleアナリティクス」を連携させるところから始まりますので、Googleアナリティクスのアカウントを先に作成しておきましょう。
手順①:ShopifyストアとGoogleアナリティクスの連携
両者の連携の設定はまず、Shopifyのストアにログインし、ダッシュボードから「オンラインストア」→「各種設定」と移動します。
「Googleアナリティクス」の項目があるので、こちらにGoogleアナリティクスのトラッキングID(UA-数字)を貼り付けし、保存をクリックします。
GoogleアナリティクスのトラッキングIDは、ダッシュボードから「管理」→「トラッキング情報」→「トラッキングコード」と移動することで取得できます。
上記の設定を行うと、ShopifyとGoogleアナリティクスの連携が完了します。
手順②:GoogleアナリティクスとGoogle広告の連携
続いて、GoogleアナリティクスとGoogle広告を連携していきます。
両者を連携するには「編集権限」が付与されたGoogleアナリティクスと、「管理者権限」が付与されたGoogle広告のアカウントが必要になるので、事前に確認しましょう。
設定はまず、Google広告の管理画面にログインし、上部の「ツールと設定」をクリックします。
「設定」の項目にある「リンクアカウント」をクリックします。
すると、以下の画面が表示されるので、「Googleアナリティクス」の項目にある「詳細」をクリックしましょう。
Googleアナリティクスに登録されているサイトが一覧で表示されるので、適用したいShopifyストアの「リンク」をクリックします。
以下のポップアップが表示されるので、リンクの項目にあるボタンをクリックしてオンの状態にし、「保存」をクリックしましょう。
以上でGoogleアナリティクスとGoogle広告の連携は完了です。
Facebook広告の場合
Facebook広告を設定する場合は先ほどのGoogle広告の設定と同様に、Shopifyのダッシュボードから「オンラインストア」→「各種設定」と移動します。
「Facebookピクセル」の項目があるので、「Facebookを設定する」をクリックし、設定を行っていきます。
以降の設定手順については長くなるので割愛しますが、
- 販売チャネルにFacebookを追加
- 個人用のFacebookアカウントを登録
- ビジネス用のFacebookページを登録
- 広告アカウントの連携
といった大まかな流れになります。
登録するものは多いですが、Google広告と比べるとそれほど設定は複雑ではありません。
上記以外の広告の場合
上記で紹介したWeb広告以外は、基本的にShopifyと直接連携を行うことができないため、Googleタグマネージャー(GTM)を利用して設定を行います。
Shopifyの通常プランではカート画面以降に広告タグの設置を行えないため、Shopify Plusのプランで行う必要があります。
なお、サンクスページにGTMの広告タグを設置する場合は、Google Tag Manager Suiteというアプリを使用して設定が可能です。
こちらは199米ドル(買い切り)の有料アプリとなり、GTMを使ってタグを管理していきたい人にはおすすめのアプリとなります。
まとめ
今回は、ECサイトでWeb広告を活用するメリットと、Shopifyで扱えるWeb広告の種類と設定方法をまとめました。
Web広告は、Shopifyストアを開店して間もない時期には特に有効な集客施策となり、適切に広告を配信することで素早くストアの認知拡大と売上アップに繋げられます。
実際の広告の配信についてはご自身でやられるのも良いですが、広告運用に強いWebマーケターに依頼するほうが成果に繋がりやすいので、予算次第ではそちらも検討してみましょう。
記事の内容に関するご質問やご相談などありましたら可能な限り応じますので、気になった方はLINEで気軽にご連絡ください!